2011年7月4日月曜日

遠野 ~まごころの力~

東日本大震災で被害を受けた岩手県沿岸部。そこでのボランティア活動を通して見たもの考えたことを記録しようと思う。


1日目


これから一週間、乗り切れるだろうか。容赦ないいびきの嵐を、聞きながら少し不安になった。




2011年7月4日21時34分。ぼくはいま岩手県遠野にある市民センターの体育館の中で、寝袋にくるまって横になっている。頭の方向約3m先にはいびきのおじさん。1m左右にも見知らぬおじさん。なんだか肩身が狭い。


ここ、遠野の市民センターは岩手県沿岸部の被災地へボランティアを送り出す拠点となっている。様々なNPOが合わさってできたボランティアネットワーク『遠野まごころねっと』が運営している。


11時34分大宮発の新幹線に乗って(実は指定席で9時代の新幹線を予約していたのだが、まさかの寝坊。開き直って2時間ほど後の列車で来た)花巻で途中下車。駅前の農協に併設されたレストランでかもにく丼とひっつみを食べてから釜石線に乗り込んだ。ディーゼルエンジン、2両編成。遊園地のアトラクションに乗っているような気分で車窓を眺めつつ、遠野に向かった。


ボランティア拠点の市民センターは遠野市街地からやや外れたところにあった。ボランティア登録の受付では、細かいルールを説明された。現場での装備や施設(ボランティア拠点)の使い方など、「ボランティア」としての条件のようなものがたくさんある。まだまだ全てはわかりきっていないけど、早くここでの生活に慣れたい。


自分の動きたいように動けず、24時間ずっと他人に気を使って生活しなければならないことを思うといささか気が重いが、これも経験と割り切ろう。見知らぬ人が隣で眠っていることにも、彼らのいびきにも、慣れよう。


それにしても避難所の生活って、もっと大変なんだろうな。自分の過ごしやすい日常を失うことって、想像以上に生きづらいのかもしれない。

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