2008年6月24日火曜日

街の雑木林

ついさっき、久しぶりに雑木林の中を歩いた。クヌギやコナラ、ケヤキにエノキ、ミズキ、クロマツ、ヤマザクラといった落葉樹が覆い繁り、心地よい風と木々の揺れる音に、つかの間の昼休みを忘れてしまいそうになった。
今僕が居る場所は山でも村でもなく、世田谷の街の中にある馬事公苑だ。苑内の一角に武蔵野自然林として雑木林が保護されているのだ。
雑木林は昔から人間の手が入ることで形成されてきた森だ。人々は薪炭用の木や肥料にする落ち葉などを採るために雑木林を利用してきたのだ。しかし、経済成長の中で石油を使った機会や化学肥料が農業や林業、山村や農村の暮らしを、雑木林を必要としないものに変えた。

武蔵野といえば昔から農業が盛んで江戸や東京の食を支えてきた。農家はそれぞれの家に屋敷林という雑木林を持ち、生活や農業に利用していた。
きっとその名残が今、僕の目の前にほんの少しだけ残っているのだろう。

つかの間の昼休み。林を見ながらぼーっと、そんなことを考えている。

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