
参院選。
再び国会は「ねじれ」た。
7月11日に参院選が行われ、政権・与党民主党は勝敗ラインに定めた54議席を大きく下回る44議席しか獲得できず大敗を喫した。
一方、最大野党自民党は51議席を獲得し改選第1党となった。注目を集めたのは11議席を獲得し躍進したみんなの党。
国会のキャスティングボートを握る存在となった。
参院での与党勢力は過半数を割りこみ、国会は衆院と参院で与野党勢力が逆転する「ねじれ」に。
この状態だけは避けたい。そんな思いで民主に一票を投じたものの、逆風にかき消されてしまったらしい。
昨夏の本格的な政権交代を経て民主党政権が誕生し10ヶ月。
自民の古い政治体質を壊し、新しい政治のうねりを生み出そうと意気揚々に発進した新政権への期待は大きかった。
鳩山政権は、どうも現実離れしているとしか言えないような政権公約を実行しようと躍起になり、
早急な審議や強行採決など手荒な国会運営が目立った。
菅首相に代わり急回復した支持率も、消費税論議を争点に持ち出してからというもの下がり続けてきた。
たしかに財政再建は重要だと思うが、他の問題はどこへ行ってしまったのか。普天間、無駄遣い、公務員制度改革、
「増税の前にやるべきことがある」というみんなの党の主張はまさに民意を捉えていた。
これだけ言うように、いくら民主がだらしないとしても、その尻を叩いてしばらくは働かせるべきだと思っていた。
時代にあった政治のできる政権を育てる、という見方もあっていい。「成果が見えないからすぐ変える」というのは
ほどほどにしておくべきではないか。
と、考えていたものの、蓋を開けてみればこういう見方は少数派だった。
とにかく「ねじれ」によって国会の機能が停滞するようなことはあってはならない。
ここからが大事。福田、麻生政権の二の舞になってはいけない。民主は、連立なり政策ごとの連携なりを他党に呼びかけ、
議論する国会になるよう努力してほしい。
意見の異なる者同士が議論し合い、本当に大切なことを見失うことなく、合意形成を目指す。
どこまでなら妥協できてどこからは譲れないのか、その線を死力を尽くして探りつつ意見をぶつけ合う。
頑固一徹に自分の主張を叫ぶだけではものごとは進まない。
法案査定がしっかりできるという「ねじれ」の良い面も発揮しつつ、確実な国会運営を望む。
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