自分に与えられた業務の意味を考えないといけない。事務作業をやっていると、慣れてくるといかに目の前の業務を早く処理するか、効率よく終わらせるか、間違いなく確実にやるか、そういうことに意識が向かいがちになる。もちろんどれも大切だ。でも、それじゃ右にある箱を左に動かすこととたいして変わらない。
いまは現場と距離のあるところにいるからこそ、想像する。ぼくが周知した融資制度や、報告した統計がどういうかたちで現場に行き着くのか、どのような政策に反映されるのか、それは意味があることなのかそうでないのか。想像し、考えなければ、作業にのみこまれて、疲れた人間になってしまいそうだから。
これから2、3年は現場と政策を結ぶパイプにしかなれないかもしれない。事務は、そういう位置だから。でも、それでいい。この位置から見えるものを全て見て、もっと多角的な視点と、感性と、考えを養ってから現場に立つ。